歩み

◇北九州市民文化大学の歩み◇

 北九州市民文化大学は、平成元年(1989年)に市民の有志が集まり、発足させた「手づくりの講演会」です。平成30年(2018年)に創立30周年を迎えました。

 人生80年を超える時代となり、長い生涯を送ることが当たり前となってきました。この年月を意義あるものにするためにも、当地では日ごろお目にかかれない著名人を招いて、人生観や世界観、時事解説や社会洞察、政財界への提言や文学鑑賞、芸術への深い思いなどの講話に接する機会を持ちたい、と考えたのが発端です。こうしたチャンスがあれば、自分の生き方を見つめ直し、豊かな人生を切り拓いていくうえで、大いなる刺激を得られると思ったからです。北九州市で、このような場を持つには、自分たちの手でつくる以外に方法が乏しかったという事情もあり、手づくりで出発することになりました。

 この趣旨に賛同する市民が会費を出し合い、その道の第一線で活躍している人を招き、講演をしてもらう企画が始まりました。幸いにも多くの市民の支持を得て今日に至りました。この30年間に招いた講師は約300人,講演会は290回を超え,講演会に参加した会員は述べ30万人に上ります。文化、文学、芸術、政治、経済、国際、生活、芸能、スポーツなどあらゆる分野の講師に興味深い感動を得る話を披露してもらった年月となりました。こうした活動が評価され、平成21年(2009年)には北九州市表彰(教育文化功労)を受けました。

 北九州市民文化大学は会員制で、年会費を納めれば年8回の講演会に参加できます。運営は会費だけに頼っており、事務局スタッフが講演企画、会場設営、講師招聘などに当たっています。講師の選定は会員の要望を踏まえながら、専門分野や男女のバランスを考慮し、多彩で感動あふれる講演会づくりを心がけています。第30期の会員は約1480人で、20歳代から90歳代までの幅広い年代のみなさんが参加しています。今後も市民に喜ばれ、知的好奇心を満足させる講演会をめざして、さらに力を尽くしたいと意欲を燃やしています。