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◇三十二期講演会は中止 市民文化大学も解散

 会員のみなさんに重要なお知らせです。第三十二期講演会すべてを中止するとともに、北九州市民文化大学を今期限りで解散することを決めました。
 三十二期講演会は四月から七月まで新型コロナウイルス禍のため延期を重ねてきましたが、収束の見通しが立たず、八月八日の開催も断念しました。「三密」を避けるための手立てを検討してきましたが、 会員のみなさんと講師の安全・安心を守ることを第一に考えると、開催に踏み切ることは難しいと判断しました。
 八月の開催断念で、今後の日程調整や会場の予約変更も困難になり、三十二期の八回の講演会すべてを中止させていただくことにしました。講演延期の続くなか、 これまでに退会を申し出られた方は約千百人のうち十八人。多くのみなさんが講演を楽しみにされていたことを思いますと、心苦しく申しわけありません。
 また、今秋から冬にかけて第二波の新型コロナウイルス流行も危惧されていて、来期以降の講演会開催についても展望が開けません。事務局は講演会継続の様々な方策を検討してきましたが、これ以上の運営は難しいと判断、残念ながら今期限りで北九州市民文化大学を解散するという苦渋の決断にいたりました。
 突然のお知らせでご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます。ご了承いただくようよろしくお願いします。なお、振り込まれた年会費は順次、現金書留でお返しします。

 北九州市民文化大学は平成元年(一九八九年)に市民の有志が集まり、スタート。各界の第一線で活躍している著名人を講師に招いて、年間八~十回の講演会を開催してきました。三十一期までに招いた講師は二百九十人にのぼり、講演会に参加した会員は述べ三十万人を超えました。平成二十一年(二〇〇九年)には北九州市表彰(教育文化功労)を受けました。
 長年にわたり、ご支援とご協力をいただいた会員や北九州市・教育委員会、ホール関係者のみなさんに深く感謝申し上げます。